群馬の歌の曲ができました。これからテープで流しますので聴いてください」
電話に出た県の幹部が答えた。
「しばらくお待ちください。それを録音させていただきます」
受話器から歌声と調べが響いた。希望あふれる、力強い歌となっていた。
一、我等を守り 見つめたる
赤城の風は 妙法と
群馬の天地に 幸薫れ
さあ肩くみて 友よ起て
二、あふるる文化の 上毛に
今再びの 広宣の
この世の夢か 楽土をば
さあ築きゆけ 鐘鳴らせ
三、ロマンの歴史 満々と
群馬の足跡 朗らかに
仰げば天に 虹光り
ああ我等の誓い 忘れまじ
利根と榛名に 忘れまじ
それは、二十一世紀への新しき前進を開始する群馬の、旅立ちの曲であった。
皆の脳裏に、山紫水明の美しき郷土の天地が次々と浮かんだ。その地で戦う自分たちを、じっと見つめる、伸一の心を感じた。
「師の心、思い奥深くここにあり、師恩に報いる日々でありたい」(写真・記事内容は聖教新聞から転載させて頂きました)