伸一は方面・県幹部との懇談で皆に尋ねた。
「大野支部の中沢さん夫妻もそうだが、青森の幹部は、夫婦で支部長・婦人部長などとして活躍しているケースが実に多い。これは、地域広布を進めるうえからも、すばらしいことだと思う。こうした流れは、いつごろからつくられたのかね」
県の幹部が答えた。
「青森支部の初代支部長の金木正さんからです。たとえば、夫人だけが入会を決意した場合、『ご主人も一緒に信心した方がよい。私が話をしに行きます』と言って、何度もご主人のもとに通われました。『一家和楽の信心なんだから、夫婦そろっての入会が大事なんだ』と、よく語っていました。
事実、夫婦で信心を始めた方は、退転する人も少なく、夫婦一緒に、組織のリーダーに育っていることが多いのです」
伸一は、頷きながら言った。
「みんながみんな、夫妻で信心するわけにはいかないだろうが、紹介者や幹部は、入会した人が、その後、堅実に信心を全うしていけるように、さまざまな応援をしていくべきです。成果に焦った折伏だと、どうしても、その基本がおろそかになり、結果的に新しい人材が育たないことになってしまう。(聖教新聞より転載)
「成果に焦った折伏は、基本がおろそかになり、結果的に新しい人材が育たないようになってしまう。創価学会の成果とは入会後に人間革命しながら自分の人生を幸福境涯にして言える人の数であるとおもう。
入会する事はとても大切だが、本当に入会したいのか?入会して創価学会員として人生を生きていく決意がきちんとされているのか?そのフォロー体制はきちんとされるのか?この信心、仏法を本当に宣揚し世界広布につなげていくのなら、そのように考えじっくりとさせらずに順縁広布の時代を折伏して行きたい!」