2月度御書講義:法華証明抄 御書1586ページ12行目から1587ページ8行目
大聖人61歳 身延、南条時光24歳 :文責:島 幸弘
日蓮仏法は「自身の生命に仏界が存在する。誰でも瞬時にこの仏界を涌現することができる
自分自身が絶対的幸福境涯をつかむ事ができると言う信心である。
その方法は南無妙法蓮華経と自身の現在と未来に使命を果たしていく(目的)との
誓願の題目をあげぬき、夢のある目標を掲げ自分らしく生き抜いていく事である。
そうは言っても、どうしてこんな目に合うのか?あの人が悪いから、自分の状況が悪かった
からだと原因を他者のせいにしてしまう凡夫の考え方に支配されてしまうのが世の常、言い訳
今回は南条時光へ与えられた本編から「激励・病に立ち向かい、成仏への道を築く信心の姿勢を
拝して行きます。以下3点を学んでいきます。
- 宿命転換は一念の変革から
自分自身の一念の変革がなければ、宿命転換はない
自分が何も変わらないでいては、人も環境も何も変わらない。
宿命転換とは、自身の生命に宿っているマイナスの考え方に支配され
自分の人生の出来事を悲観して無理だとあきらめる考え方である。
このマイナスの考え方をプラスに変えていく考え方を宿命転換と言う。
- 病は成仏への試練 ととらえる考え方
病気はマイナスであるとのとらえ方が一般的な凡夫であるが
成仏への試練だと捉えられたら、病気はその人にどのようなきっかけとなる事でしょう!《 》
- 病魔に打ち勝つ強情な祈りと確信
病気なんかにかからないのが一番ですが・・この中に病気になった事など無い!人いますか?《 》
若い時はそんな時期もあるかと自分でも思っていましたが、年齢とともに状態は変わってきます。
今20代の人もあと30年もすれば50代、60代すぐに生老病死の経験します。
この信心をすれば病気にならないと言っているのではありません
病気にならない健康的な生活をしましょう!その上で病気になったら
又はなりそうな時には強情な誓願の祈りで病魔に打ち勝っていきましょう!
題目をあげて生命力を湧きあがらせましょう!
その経験をたとえ病気になったとしても、必ず意味がある事なので、「信心の体験が積める」と
「使命ある自分の人生には価値がある」との捉え方をして、
この信心で乗り越え体験した事を一人でも多く語っていこう!
※大白蓮華2月号50ページから必ず読んでください