仏壇修理は、仏壇の構成されている外観と可動部分である電動機並びに自動扉の二つに分かれます
今回は外観部分です
このお仏壇は合成材が使用されていますので、扉表面は印刷されたシートを張り付け塗装した構造になっています。
従いまして本来同じシート材を用意して再生することになりますが、こちらのシート材は仏壇製造メーカーが製造時にオーダーしたものになりますので、当店では入手は困難となります。ですので同じ状態に再生することはできない結果となります。
その前提があるのでわたくしとして補修という言葉を選んでおります。
今回仏壇old272の補修については、
はがれ付近のシート材を切り取り、切り取ったシート材部分に接着を行いはがれが広がらないように止める作業をいたします。
次にはがした材質に合わせて、紙やすりでシート材付着の接着剤をはがし、下地を作ります。塗装が乗りやすくなるための塗料を塗り、乾かしたうえで、シート材に近い色合いで塗装を重ね塗りしていくことになりますので手間がかかります。
同じような色合いで製作する場合は元のシート色に近い状態にする必要性がありますので、塗装技術も問われてまいります。
また、