おはようございます! 6月26日、宮城県石巻に納品に行ってきました。久しぶりの石巻でしたがやはり訪れて見ると自分の気持ちがいっぱいになってしまいます。3年前の震災後1か月半のちに雄勝に行った事、6月に石巻に行った事など毎年1回から2回ほど訪れています。
こちらの場所で 沖縄の有名な教訓歌、親の教えは心に染めなさいと言う親子の教訓を歌っている「てぃんさぐ花」を捧げてまいりました。
しばしこちらで滞在していると、近所の70代の方から声をかけられました
「何をされているんですか?」「この場所で献歌していました」
「どちらからですか?」「茨城から来ました」とお答えすると
「実は最近観光できて悪ふざけする人もいるので、不謹慎だな、と思う人も多くなっているので、注意するわけにもいかず困っていたところなんです。お宅のような方なら本当に感謝したい気持ちなんですがね・・」
と立ち話で、当時の模様や経過、そして被災者の現状など私たちが聞いている表面状の報道では伝わっていない事を教えて頂きました。あれから3年が過ぎ、がれきの撤去はほぼ終わったかに見えますが、とてもとても現実は大変な惨状になっていることを思い知らされました。今回この場所に三度訪れしかも、ここで1時間以上もいましたので、何台かの車から語り部さんと共に来た方々、周りで工事をしている方々など時間は過ぎていくこの場所ですが、日本の皆さんは日々の生活の中で3年前のこの惨状は終わっていない事、そして人間はそこで生活する人、他の地に移転する人、保証が出ている人、出無い人、家族を亡くした人、家族は救われた人、自宅を失った人、仮設で生活する人、仕事している人、していない人、人生様々な形になっているようです。今まだ復旧半ば、復興はいつになるのか?また復興将来的に見込めたとしても、この惨状で失われた命、人の心など多くの課題を残しながら時は経過していくようです。私にできることをしっかりと考え一つでもできることから行っていきたいと深く決意してまいりました。