〈小説「新・人間革命」〉 常楽 五十九を読んだ感想 島 幸弘

2016年3月11日 AM 06:07

情熱店長ブログ

〈小説「新・人間革命」〉 常楽 五十九を読んだ感想 島 幸弘

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彼は、朝から大阪各地を駆け巡り、泉州では、二会場を回る予定であった。訪れた先々で、生命を削る思いで激励を続けてきただけに、伸一の疲労は、ピークに達していた。泉州の二軒目となるお宅に向かいながら、彼は言った。
 「さあ、あと一会場だね。今日は、これで二十四カ所目なんですよ」
 井草は、一瞬、躊躇した。二会場の予定が、どうしても訪問してもらいたい家があり、三会場にしてしまっていたのだ。
 意を決して、もう一カ所、増えたことを伝え、伸一にわびた。
 「お疲れのところ、申し訳ありません」
 「いいえ。喜んで伺わせてもらいます。私は広布のため、同志のために一身を捧げる覚悟です。それが幹部ではないです。

「広布のため、同志のため喜んで伺わせていただく、その思いが常にあるか?」(絵・記事内容は聖教新聞から転載させて頂きました)

 

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