日蓮大聖人は「立正安国論」で「一身の安堵を思わば先ず四表の静謐を禱らん者か」(御書三一ページ)と仰せである。「四表の静謐」とは社会、世界の平和と繁栄を意味する。宗教者が人類的課題に眼を閉ざし、社会に背を向けるならば、宗教の根本的な使命である「救済」の放棄となる。荒れ狂う現実社会に飛び込み、人びとを苦悩から解放するために戦ってこそ、真の仏法者なのだ。
「現代社会の苦悩の本質は人間の内面の根源的苦悩である、南無妙法蓮華経の命、仏界こそ、一人一人をその苦悩から解き放つ唯一の方法である」(写真・記事内容は聖教新聞から転載させて頂きました)