熊本県熊本地方を震源とする地震が16日午前1時25分ごろ発生し、熊本市や同県菊池市などで震度6強の揺れを観測した。マグニチュードは7・3。気象庁は14日夜の地震が前震で、16日のこの地震が本震との見解を示した。その後も震度6強などの余震が相次いだ。同庁は、今後1週間で、最大震度6程度の地震が発生する恐れがあると注意を呼び掛けた。学会本部をはじめ、九州方面と熊本県にそれぞれ設置された「災害対策本部」では、14日から救援活動に全力を注ぎ、正確な被災状況の掌握、被災された方々への激励に当たっている。また、16日午前に震度6弱を観測した大分県でも同日、大分平和会館に災害対策本部(本部長=大塚大分総県長)を開設した。要請に応じ、熊本・大分などの各会館を地域住民の一時避難所として提供している。学会本部でも引き続き、各地の対策本部と緊密に連携を取りつつ、被災者の支援に迅速に取り組んでいる。(10面に関連記事)熊本県では、被害が甚大な県央・県南地域の7会館に、3200人の住民が避難し、地元の学会リーダーや役員らが不眠不休で激励に当たっている(16日午後7時時点)。このうち、熊本県の災害対策本部が置かれる熊本平和会館には、約1500人が避難を。前日は聖教新聞が届かなかった同会館。16日朝は、朝食とともに本紙が配られ、手にした人々は食い入るように読んでいた。(聖教新聞より抜粋を掲載)