広宣流布とは、
「友情の拡大」である。
「幸福の華の拡大」であり、
「正義の光の拡大」である。
それは、「人のつながり」で決まる。
「法」といっても、
目には見えない。
見えるのは、「人」である。
ゆえに、広布とは、
「善なる人の連帯」を、
どこまでも広げ、
強めていくことである。
動かなければ、何も生まれない。
語らなければ、何も始まらない。
仏とは戦い続ける命だ。
苦しみ悩む人間群の中に分け入り、
汗まみれ、泥まみれになって、
友のために尽くし抜く人こそ、
最も尊貴なのである。
その仏の陣列が、
わが広宣の同志である。
私どもの最上の武器は
「信心」である。
そのうえで、大切なことは、
「誠実」である。
仕事においても、
折伏、弘法においても、
外交においても、
「誠実」によってのみ、
深く人の心をつかむことができる。
これこそが
最終の真実の勝利のカギである。
ささやかな出会いであっても、
そこに縁を見出す。
それが仏法の眼である。
そして縁を強め、
より深き縁を結んでいく。
それが仏法の智慧である。
川の流れのように、
一人また一人と
心に染み入る対話を
続けていくのだ。
この対話の道が、
麗しき人間共和の大道へと
開かれゆくと信じて!
はためく創価の三色旗。緑の向こうに、朱色の屋根の沖縄池田平和会館が立っている。1999年(平成11年)2月、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長が、恩納村の沖縄研修道場で撮った。
道場内にある、核ミサイルの発射台の跡地は、SGI会長の提案で「世界平和の碑」に変わった。ここから生命尊厳の哲学を発信し、最も戦火に苦しんだ沖縄を「平和の宝島」にと、励ましを送り続けてきた。
沖縄の「イチャリバチョーデー(出会えばみな兄弟)」という、開かれた世界市民の心。それは「仏法の精神と深く深く響き合っている」と、SGI会長はつづる。あらゆる「縁」を「絆」へと結ぶ友情の拡大へ、さあ、沖縄を先頭に、進みゆこう。(聖教新聞より転載させて頂きました)