研修道場にせよ、会館にせよ、使用していくうえでは、近隣や周辺の方々に、ご理解、ご協力をいただかなければならない。
それには、常日頃から交流を図っていくとともに、何か大きな行事を開催するような時には、必ずごあいさつに行くことです。事前に何を行うかお知らせし、ひとことお断りしておけば、安心していただけるものです。
近隣の方々に、“学会の会館ができ、大勢の人が集まっているが、何をしているか全くわからない。不安である”といった思いをさせてはいけません。
仏法即社会なんですから、周囲の方々が、“学会の会館ができてよかった。地域も発展するし、安心できる”と思っていただくように努力していくことです」
また伸一は、幡多地域にある宗門寺院に、「研修道場に来ております。いつも、お世話になり、ありがとうございます」との伝言とともに、土産の品を届けてほしいと頼んだ。
懇談した幹部たちは、皆、間断なく奮闘する伸一を目の当たりにして、彼の体調を気遣っていた。
皆の心を察したように、伸一は語った。
「私は真剣勝負なんです。先のことはわからない。もう二度と、ここへは来られないかもしれない。だから、悔いのないように、幡多地域の、そして高知の未来のために、一切の布石をしておきたい。結局、戦いも、人生も今しかない。今、何をやるかなんです」(聖教新聞より転載)
「過去世・現世・未来世、仏法では三世を説いている。過去世は変わらないが、現世を変える事はできる。現世を変える事ができれば未来世が変わる。人間革命と言っても、今現在を一生懸命、悔いないように精一杯生ききる事だ」