20017年10月29日 南三和支部 先駆の日 第110回 大白蓮華10月号 28ページ講義・文責 島 幸弘
人間革命の宗教⑩民衆仏法(下)-我らに地涌の使命あり!
1、「一人立つ」精神が日蓮仏法
- 日蓮仏法は、いかなる人にも「仏性」という尊極の生命を見て、その無限の可能性を信じ行く宗教です。
- どこまでも「目の前の一人」に関わり。「一人を大切にする」宗教です。
日蓮仏法はいかなる非難や迫害にも屈せず、この人間尊厳の行動に徹し抜く「一人立つ」宗教です。
- 一人を励まし、一人を大切にし、その一人が人に励まされている側から人を励ます側になっていく
「宿命に泣いてきた人が、試練に打ち勝ち皆に勇気と希望を送る使命の人に、宿命を使命に転ずる宗教です。
- 「ご本尊を弘める人」の存在が焦点
- 天台・伝教も弘めなかった。日蓮大聖人が地涌の菩薩とご謙遜の立場から「南無妙法蓮華経」
- を弘めた。
- 大聖人が広めたご本尊があったればこそ、現代では直結した創価学会が世界平和のために広宣流布
をしている。私たち一人一人が人生を勝利し、幸福境涯を開いて行くことこそが、広宣流布の根本
目的である。
- 地涌とは「一人立つ」勇者の異名
- 創価学会の師弟は、戸田先生の獄中で覚知された「われ地涌の菩薩なり」との悟達です。
- 今だ戦乱の悲惨と民衆の苦悩の絶えない地球上にあって、人間の幸福のため広宣流布の大願に立った。
- 民衆一人一人の心が変わり、行動が変わる時、遂に世間の人々の心も底流で変化を起こしていくのです。
- 強く賢い、不屈の民衆の誕生(師弟不二の信心)
- 熱原の農民信徒が平左衛門尉に脅され三烈士は斬首に及んだが誰一人退転せず一歩も退かなかった。
- 大聖人の佐渡流罪の戦いでは戦い抜いた一部の門下以外、多くの弟子たちが退転して行った。
熱原の集は大聖人に一度もお会いした事すらなかった。大聖人に直結した師弟不二の信心だったのです。
- 師と同じく、民衆も師子王なり、師弟不二の弟子の出現により大聖人は熱原の法難の中、出世の本懐である「南無妙法蓮華経のご本尊」を末法の全世界の民衆のために日蓮が魂を隅に流して書きてそうろうぞ、信じさせ給え。
5、末法広布の実現は「賢王の折伏」から
①現代は末法の時期でり、世界の様相を見ても、三毒強盛の五濁悪世であり、闘諍言訟の乱世である。
②様々な評論家、民衆の中の評論家は多く存在するが勝手な事を言うだけで、解決のための行動はない
一番混迷した時代に、私たち地涌の菩薩が現れ、今だ真実に無知な末代幼稚の衆生に「妙法蓮華経の五字を弘めていく使命がある。
今回のまとめ
ここにいる私たち一人ひとりが、自分の人生を幸福境涯にして行くドラマを描き、勇気と希望と行動をもって、目の前の一人のためにこの法を語り広めていく!「自他共の幸福」を築くための行動が無ければ、地涌の菩薩ではありません。現実社会にあって、日常の人間生活にあって、仏法の生命尊厳の思想を浸透させていく「賢王」という人間主義の振る舞いこそが、人類の調和と共生の花を爛漫と咲かせていくのです。さあ、私たちの大切な人生です。共々に決めて、祈って、戦っていきましょう!