創価中古仏壇 正徳 のメンテナンスになります。
長年創価仏壇の自動開閉機を使用していますとどうしてもメンテナンスが必要になります。今回はモーターからのギヤ破損の異音が一つ、そしてスライドの開閉時の振動音が一つと2つの原因が考えられました。構造上非常にデリケートな製作物でありまして、発案した方の思いは素晴らしいと思いましたがこうしてメンテナンスをしてみると非常に技術的な要素が必要とされていますので、素人ではメンテナンスは不可能だと思います。関連した仕事の方は素人とは言えませんので手先の器用な方でこのような作業が好きな方には難題を説いた時のような達成感があるのではないかとも藻いました。
具体的には仏壇からスライドが付いた開閉機を取り外し、モーターを交換する。問題はこのモーターはすでに絶版であるため手に入ることは非常に難しいとの話がありました。
私どもが中古仏壇の買取りも行っていますが、購入から15年を基本としているのは、モーターなどの機材の有効保証が10年であることも、その理由の一つなのです。
今回は古村工房さんを出張していただき、作業を通して様々に学ばせて頂きました。こうした研究も含めて技術を習得し桜梅桃李.comの中古仏壇のメンテナンスのクオリティーをアップさせているのです。古村さんとはもう30年以上のお付き合いになっています。実直で誠意ある人格者でこの業界ではトップの技術者です。絶版のモーターをどのようにして故障したものと交換したのか?昨日は5時間に及ぶ作業となり、さらに取り付け作業については宿題としてわたくし共が行うことになっています。
中古仏壇の再生作業は思いのほか時間がかかります。コストを考えると新品を販売していた方が楽ですし簡単です。ただこのお仏壇を価値のわかる方につなげていきたいとの思いから桜梅桃李comでは行っているのです。