桜梅桃李.comでは中古仏壇の販売も行っています。簡易塗装も自前で行っていますので、今回はその作業の内容をお伝えします。この作業はまねて頂ければできない内容ではありませんので、お使いの経机やリン台や花台が日焼けして白くなってきた時にご自分で修理できる内容だと思っていただければ幸いです。
但し、多少の勇気も必要です。何か行う時、特に初めての時には勇気を出して望んでいただければと思います。
今回は経机の天板の正面の部分です。天板自体は面積が広いので素人が行うときれいに塗装できる確率は下がりますのでススメしていません。あくまで小さい範囲のものとお考えください。また塗装するスプレーはネットで検索すると個人でも手に入ります(ホシュール・ライトブラック:今回は黒檀の素材のためこの色が適切です)
①塗装個所をきれいに掃除する(できればシンナーなどで油分を取り除くことをお勧めします)
②マスキングテープで塗装周辺をテーピングする
③新聞紙をマスキングテープに沿って張り付ける
④ホシュールで左から右へ平均的にスプレーする:今回は3段階ぐらいにした方向にスプレーしました
⑤乾かす
⑥④を繰り返す3回目塗を考えています。今回は最後に2分消しのホシュールで天板と色合わせし、乾かして終了となります。
塗装は気温や湿度、スプレーの残量などで微妙に変わります。特に一気にスプレーしますと塗料が垂れ落ちてしまいますのできおつけてください。
以上が簡易塗装の流れと注意点です。新たなチャレンジにはちょっとした勇気(やってみようという心意気)とリスクをとる覚悟(失敗しても良い!)ぐらいの気持ちで行ってみたいですね。「信心とは勇気の異名である」との師の言葉にもあるのですから。ありがとうございました。