「激動の時代である。勝負の世紀である。自分の足元を固めた人が勝者となる。これが鉄則である」とは、恩師の将軍学である。乱世なればこそ、足元を大切にする。家庭や親族、地域、職場など、自分がいる場所で地道に信頼を結び、友情を広げていく。地味なようであっても、それが、自他共の幸福を築く最も確実な力となるからだ。
顧みれば、戸田先生が、「一家和楽の信心」「各人が幸福をつかむ信心」「難を乗り越える信心」との指針を示されたのは、ご自身の願業たる「七十五万世帯の弘教」を達成した直後、六十五年前(一九五七年)の師走のことであった。
自らの家庭を支え、自らが幸福をつかみ、自らが難を乗り越える――足元を固めてこそ、人生の凱歌も、広布の凱歌もある。幸福と平和の城は、この揺るがぬ民衆の大地に立つのだ。
昨日、島家の家訓として「創価学会・永遠の5指針」と制定させていただきました。永遠の5指針にはすべて幸福の条件が盛り込まれているからだ。末代までこの信心を継承していくためにも私自身が自分の生きざまで、姿でこの信心のすばらしさを体現していく事だと思う。