
3・16記念座談会に参加し、心が温まる素晴らしい体験をしました。
式次第の「一言発言コーナー」でのことです。普段は物静かな壮年の方が、照れくさそうに、でも嬉しそうに語り始めました。 「たまに家内と、県外に住む子供の家までドライブデートをするんです。こう見えて結構ラブラブなんですよ」 その言葉に、会場全体が温かい笑いと祝福の空気に包まれました。
「え~、素敵!」というような、大きな声ではなく、心からの感動が静かな歓声となって響き渡ったのです。 まるで魔法にかかったかのように、その後の発言は夫婦間の話題で溢れました。
「うちの家内も最近優しくなったんです」「うちの主人が、前より話を聞いてくれるようになって」 やまびこのように、それぞれの家庭で育まれている愛情が語られ、会場全体が幸せな空気に満たされました。
もちろん、中には介護の大変さを語る方もいましたが、それでも全体を通して、信仰を基盤とした温かく、希望に満ちた話が多かったのが印象的でした。
「夫婦仲良く」とはよく言われますが、長年連れ添うと、どうしても日常に埋もれてしまいがちです。そんな中で、最初に「夫婦ラブ」を語ってくださった壮年の方の発言は、まさに座談会の起爆剤となり、参加者全員の心を解きほぐし、温かい共感の輪を広げる素晴らしい役割を果たされたと感じました。
今回の座談会を通して、信仰が、日々の生活の中で、夫婦愛や家族愛を育み、深めていく力になることを改めて実感しました。何気ない日常の中にこそ、信仰の実践があり、感謝と喜びを見出すことができる。そんな感動を分かち合えた、素晴らしいひとときでした。