創価学会は「広宣流布大誓堂」の完成以来、世界宗教としての万代にわたる基盤を着実に整え、いよいよ「世界広布」即「立正安世界」の未来記を現実のものとしゆく時を迎えている。
創立100周年を迎える2030年の「11・18」創立記念日まで7年。学会が7年また7年と広宣流布への勝利の鐘を打ち鳴らしてきた歩みにおいて、次なる7年は、地球民族の宿命転換を成し遂げる重要な時であり、明2024年は、その開幕を告げる年である。
かつて池田大作先生は綴られた。「青年が動き、叫べば、新時代の突破口が切り開かれる」「永遠に『青年創価学会』であり、『世界青年学会』です」と。人類が直面する激動の時代に即応するためには、若き熱と力を遺憾なく発揮し、“わが世代の広宣流布”を実質的に進めゆく、青年の力強いリーダーシップが不可欠である。「新しき世紀を創るものは、青年の熱と力である」――70年前、若き池田先生が青年室長として一切の責任を担い立たれたように、戸田城聖先生が「青年訓」に示された、この学会永遠の原点に今再び立ち返りたい。
そこで2024年はテーマを「世界青年学会 開幕の年」と掲げ、青年世代を大きく糾合し、新しい運動を起こす諸行事も盛大に開催しながら、盤石なる青年学会を世界同時進行で築いていく。
また、広布の使命に生きる師弟誓願の人生は、「生涯求道」であり、「生涯青年」である。皆が青年の息吹で、「学会精神」「折伏精神」の模範を示しながら、2025年の創立95周年、2030年の100周年に向け、新時代の暁鐘を力強く打ち鳴らしていきたい。
1 「青年世代」と「未来部」が生き生きと活躍する世界青年学会を!
「よき精神が、生き生きとして継承されている組織は強い。ましてや青年を大切にし、育んでいこうという心が脈打ち、流れている組織には行き詰まりはない。永遠の発展がある」(小説『新・人間革命』第21巻「SGI」の章)
「親から子へ、子から孫へと、信心を伝え抜いていくことです。どんなに広宣流布が進んだように見えても、一代限りで終わってしまえば、未来への流れは途絶えてしまう。信心の継承こそが、広宣流布を永遠ならしめる道であり、一家、一族の永遠の繁栄の根本です。そして、その要諦が『一家和楽の信心』です」(同第9巻「光彩」の章)
【創立100周年へ】
青年世代・未来部を温かく育むことを最優先の取り組みとする。青年の育成と地域の未来を協議する「創立100周年ビジョン会議」を各階層で継続的に開催する。青年世代は、同世代への広布拡大と励まし(未来部含む)に注力していく。
○核兵器廃絶と気候危機の問題解決に向けて、市民社会の青年および青年団体が3月に開催する「未来アクションフェス」に、青年世代が主体的に参画しよう。
○「世界青年学会 開幕キャンペーン」(1月~3月)を強力に進め、青年世代(男子部・学生部・池田華陽会・ヤング白ゆり世代)が生き生きと活躍し、広布拡大の新たな取り組みに挑戦できるよう、激励・育成・拡大に総力をあげよう。「世界青年座談会」として開催する2月の座談会、青年を糾合する各方面・県の諸会合などを通じ、全地区で青年世代の活動者の増加を目指そう。
○「全国学生部大会」(仮称)を通した人材育成など、男女学生部に一段と励ましを送ろう。
○未来部の「希望月間(3月)」「躍進月間(7月~8月)」「勝利月間(12月)」は、未来部ファーストとし、各部のリーダーが率先して、未来部ならびに親世代への励ましに全力をあげよう。「未来座談会」として開催する7月もしくは8月の座談会にも力を入れよう。
○青年世代が折伏・弘教と人材拡大に最大限注力できる態勢を整え、会合運営は各部一体で担うことを原則とするなど、壮年部・女性部も一層積極的に支えよう。
○「創価学会永遠の五指針」の第一である「一家和楽の信心」の実践に力を入れ、後継の一人一人を大切に育もう。信心の継承を促すために、家族で勤行・会合参加・友好活動を基本とし、未来部・未就学世代を育てる家族に対し、支部・地区で温かくサポートしよう。
2 「信頼広げる対話」と「確信深める研さん」で、私の広布史を!
「広宣流布とは、見方を変えれば、仏法の法理を各人が、自己自身の生き方、哲学として体現し、信頼の絆をもって人びとと結ばれていくことであるといってよい。その輪を広げ、人間を尊び、守り合う、生命尊厳の時代、社会を築き上げていくことが、創価の同志の重要な使命となる」(同第28巻「大道」の章)
【創立100周年へ】
一人一人が、日々の勤行・唱題の実践を根本に、自身の人間革命を通して近隣・地域・職場等へ友情と信頼を広げる「10人の本当の友人づくり」と、信心の確信を深める「御書と小説『新・人間革命』の研さん」に積極的に取り組む。
○“会うことが広宣流布”を合言葉に、“私にしかできない”広布拡大を進めよう。日常の対話拡大こそ主たる活動であることを一人一人が改めて確認し、友好交流を思い切り進められるスケジュールとなるよう工夫しよう。
○信仰の確信をありのままに語り、歓喜を分かち合う折伏・弘教を着実に推進しよう。「SOKAnet」の閲覧推進で、大きく仏縁を広げよう。
○「聖教電子版」も積極的に活用して、聖教新聞の拡大に挑戦しよう。
○御書・小説『新・人間革命』の学習会の開催や小単位の学習を通して、研さんの機会を増やそう。「教学部任用試験(仏法入門)」「青年部教学試験1級」に挑戦するメンバーを応援しよう。破邪顕正の教宣活動も着実に進めよう。
3 「座談会革命」と「励ましの拡大」で、わが地区の新たな開幕を!
「座談会が充実し、活力と歓喜にあふれている限り、広宣流布の前進はとどまることはない。ところが近年、その座談会を軽視する風潮が生まれ、内容的にも、マンネリ化の傾向が見られ始めていたのである。(中略)伸一は言った。『さあ、今日から座談会革命だ。みんなで力を合わせて、最高の座談会にしていこう』」(同第13巻「北斗」の章)
【創立100周年へ】
地区にあっては「座談会」を最重要の取り組みとし、全リーダーが会合内容の充実と、友人も含めた参加者の増加を図る訪問・声かけに、総力をあげて取り組む。未来を展望し、皆で協議した上で、地区の諸活動は具体的な目標を掲げて推進する。
○座談会等の地区の会合は、“懇談的”“双方向”になるよう努力しよう。協議会等も含め地区で集う際は、聖教新聞・大白蓮華を活用し、御書・小説『新・人間革命』・学会指導に触れる機会を必ず設け、信心の触発を図ろう。
○青年世代を育む「世界青年座談会」(2月)、未来部を育み地域の未来を開く「未来座談会」(7月もしくは8月)をはじめ、“皆が参加したくなる”座談会を、毎月工夫して開催しよう。座談会の充実に向け、地区の主体的な取り組みを尊重しよう。
○全リーダーは、率先の拡大・研さんとともに、“会合と個人指導の比率を2対8に”の指針通りの訪問・激励に総力をあげ、特に励まし週間は目標を定めて取り組もう。副役職のメンバーが、やりがいをもって活躍できるよう配慮しながら、地区の中で「励まし」の担い手を増やそう。対話拡大と訪問・激励の時間確保へ、会合・打ち合わせ・報告は必要性をよく検討し、時間の見直しと回数の削減を積極的に進め、連絡や伝達はオンラインも活用するなど工夫しよう。
○次代の地区を担うヤング壮年部が、同世代で励まし合いながら成長できるように応援しよう。多宝会や太陽会の友も生涯青年の息吹で活躍できるよう、励ましを送ろう。
○新入会員や新たに立ち上がったメンバー、また未入会家族などが学会理解を深められるよう、配信行事「SOKA連続セミナー」や「モバイルSTB」のVOD番組を活用し、広く活動者増に取り組もう。
○SDGsの観点から、紙の書類は可能な限り削減し、印刷・配布の負荷を軽減して、ペーパーレス化を推進しよう。
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主観:「創立100周年を迎える2030年の「11・18」創立記念日まで7年。学会が7年また7年と広宣流布への勝利の鐘を打ち鳴らしてきた歩みにおいて、次なる7年は、地球民族の宿命転換を成し遂げる重要な時」まさしくその通りと判断するしかない世界状況で有り地球民族存亡の危機と言って過言ではないと思います。全学会員が「世界青年学会開幕の年」を勇躍前進できるあふれんばかりの歓喜の信心で創立100周年を目指し、私自身も人間革命の大道を歩んでまいりたいと改めて決意させていただきました。